循環器科での大切な看護師の役割とは

看護師と一言でいっても各診療科目に対応した技術と知識が必要である。
特に循環器科の看護師が担っているのは、心電図の読み取りや患者へのケア・指導など多様だ。
心電図の読み取りはモニターで心電図の変化をチェックしたり、それに基づく心臓の状態の把握などをすることができる。
これらに対しては経験を重ねたり熟知をしていくと、より細かく患者の状態や変化を知ることにつながるのだ。
心電図の波形の読み取りは患者の状態を如実に表すものであり、心機能において治療の大きな軸を感知する大切なことといえる。
また心臓に影響があるとされる水分摂取量においても、適切な摂取量を指導することにも通じる。
このように様々なことから患者の状態を把握することは医師の指示を的確に感知し、その根拠を念頭に動くことにつながるのだ。

循環器科の患者が患う疾患は生活習慣が重要であり、生活習慣への指導をする循環器科の看護師の大切な役割である。
そのほかにも、心疾患を中心とする循環器科において患者の急変は少なくなく、いつでも冷静に対応する力が求められるのだ。
これは患者に対してだけではなく患者の家族への対応にも通じるものがある。
家族にとって心疾患は重篤な病気や状態ととらえる傾向は高く、そのような心配を気持ちに寄り添ったり検査データの数字と照らし合わせ、正確な情報を示すことも大切なことである。
循環器科の看護師は冷静でありつつ細かなケアが求められるのだ。