看護師として働く場合には、どの診療科を選ぶのか慎重に決めることが大切だ。
もし循環器科で働くことを希望しているならば、その特徴や仕事内容について把握しておくことが重要だ。
循環器科とは、心臓や大動脈など、循環器の診察や治療を行う診療科である。
血圧も診察の対象となるので、高血圧の治療を受けるために循環器科を訪れるケースはよくある。
高血圧を放置していると生活習慣病を発症しやすくなるので、健康診断で見つかった患者が循環器科を紹介されるケースは多い。
また、心筋梗塞や狭心症、不整脈など重篤な心臓の疾患も取り扱うことも大きな特徴だ。
そのほかに、循環器科の専門分野として動脈瘤や動脈硬化といった血管の疾患も挙げられる。
このような特徴から、循環器科に勤務する看護師は心臓や血管について詳しい知識を得ることが必要だ。
循環器科の大切な仕事として、患者の血圧を測定したり、心電図の装置を患者に装着したりすることが挙げられる。
記録は正確に行い、経過観察が重要とされるため、しっかりと測定しカルテに記入することが重要だ。
また、高血圧や不整脈など、さまざまな症状を抱えた患者に対して日常生活のアドバイスを行うことも看護師の仕事だ。
その際は減塩や睡眠時間の重要性について、患者が納得するように分かりやすく説明することが求められる。
循環器科を希望しているなら、専門性の高い知識や技術を身につけておくと安心だろう。
転職活動を行った場合には有利になるだろう。